せん定作業では枝を切るだけでなく、紐で誘引し角度や方向を調整する事もあります。切るよりも樹勢を弱め結実を早める効果がありますので、若木や元気の良すぎる樹などでは時々このようにハウスバンドを使って引っ張っています。しかし基本的に引っ張らなければいけない枝は素性の悪い枝の場合が多いので、紐を多用しすぎますと樹形を乱す一因ともなります。
写真はマルバ台「さんさ」、更新用枝の角度を少々変えてみました。「さんさ」や「あかね」は枝が硬く、折れやすいので注意が必要です。
枝に食い込まぬように、しかも緩まぬように縛ります。