昭和新山雪合戦一般の部は、SKYWARDが制す

室蘭民報 平成17年2月28日付朝刊より

 【壮瞥】厚生労働大臣杯・北海道知事杯争奪・第17回昭和新山国際雪合戦(同実行委員会、道、壮瞥町主催)は最終日の27日、壮瞥町昭和新山山ろく会場で準決勝リーグと決勝トーナメントが行われ、一般の部は特別枠のSKYWARD(佐川博行監督)、レディースの部はシェイカーズ(松下一彦監督)とともに強豪が優勝を飾った。
 

この日の昭和新山は冷え込みが強まり、静かに雪が降り積もる中、各選手は優勝旗を目指し作戦を巡らせて戦い抜いた。決勝トーナメントへの進出は1般22、レディース11チーム。
 一般の決勝は、SKY―とSNOWBIRD(上川支部)が対戦。最終決戦とあって、両チーム一歩も譲らぬ展開。ギャラリーも息をのんで見守る中、第1セットを引き分け、第2、第3セットをSKY―が連取し栄冠をつかんだ。
 接戦をくぐり抜けた佐川博行監督(43)は「ベスト8入りを目指して臨んだ大会。びっくりしている」と顔をくしゃくしゃにした。今季は他大会で準優勝続き。メンバーの入れ替え、職場や住まいの関係でままならない全体練習。〟逆風〝をはねのけた優勝に「とにかく来年につながる試合をしたかった。無欲の勝利」と喜びを爆発させた。
 レディースの決勝は、シェイカーズが札幌市の0(ゼロ)=佐川博行監督=と対戦。第12、13回大会に連覇、14回準優勝、15回優勝と黄金時代を築いたものの、前回は準決勝で涙をのんだシェイカーズ。第1セットはきっ抗した展開で引き分け。続く2セットは、巧みなロビングと的確な遠投などテクニックを見せつけて連取し0を圧倒。4度目の優勝を手にした。
 安定感ある戦いぶりを見せた松下一彦監督(34)は「昨年がだめだったので優勝は本当にうれしい。決勝まで苦しかったが、厳しい練習を積んできた成果が出た。選手個々に力があり、まとまれば勝てると思った。全員に良くやったと褒めたい」と涙ながらに語り、復活を印象づけた。黒田志津保リーダー(31)は「昨年のリベンジです。チームがよくまとまってくれた。最高!」と笑顔がはじけた。
 3位以下の結果は次の通り。
 ▽一般の部(3)ちーむよししげ(道南支部)南部レイダース(岩手県連盟)(5)北軽ピーチ(富山県連)広島チーム96(広島県連盟)千葉レイブンズ(一般枠・千葉県)銭形平次(岩手県連)
 ▽レディースの部(3)余暇研Q(同)GOGO,S冬女(同)(5)夢女(同)エンジェルス(富山県連盟)しまねNoName(島根県連盟)キャノンSSお題目L(札幌市)

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