枝の誘引に使っているハウスバンドを解いてみると、ご覧のような小さな赤い粒を発見することがあります。これは主要害虫「ナミハダニ」の越冬成虫(雌)です。夏の世代は白ぽいのですが、冬を迎える世代は橙色に変わります。ハダニは葉の養分を摂取するため、多発すると葉は弱り、果実の品質も著しく低下します。(動物には直接害はありません)。
サクランボの場合、露地ではさほど問題なかったのですが、雨よけハウスで雨の当たらない期間が長くなると、被害が目立ちます。
今のところ特別多くはないですが、少なくもないようです。今年も一回目はマシン油乳剤は欠かせません。