すべての生育が遅れた今年の天候。いつもは7月5日位でなくなるイチゴも15日位まで僅かな量ではありましたが存在しておりました。品種を変え好評だった(と思う)イチゴ「けんたろう」も今日で完全になくなりました。
最も仕事のある忙しい時期ですが、イチゴが終わるとほんの少し楽になります。
イチゴを抜く
リンゴ防除⑥
この時期毎日防除しているのではないかと思われるくらいSSに乗っています。リンゴ、サクランボ(露地・雨よけ)、ブドウ(露地・ハウス)、プルーンと作目・作型が多いためと、雨ですね。雨の合間を縫って散布する感じです。そのほかにも入園が始まると朝夕と時間が限定されるので、一気に散布できず、何日もかかってしまいます。
この日はリンゴの防除。7000L散布。
殺菌剤:アリッティC水和剤800倍、
殺虫剤:Mr、ジョーカー水和剤2000倍
展着剤:パンガード1000倍
写真はリンゴ「つがる」 サクランボ狩りの時期は「梅」と間違われこともあります。
7月の道内 太陽がいっぱい ?
「7月の道内 太陽がいっぱい」とは本日の北海道新聞1面の記事ですが、当地域はこんな状況です。
何でこんな天気が続くのでしょうか。
予報がはずれることを願うしかありません。
一週間遅れのスタート
最初は露地物が中心です。外観は十分なのですが、本来の品質のものはまだ少ない状態。本当に想像を超える遅れ方です。毎日見る週間予報には晴れマークが多いのですが、直前になると消えてしまいます。2日連続で晴れたことはありません。
同じ北海道でも主産地の余市・仁木では最盛期らしい。壮瞥の方が南に位置し雪も少ないため、生育が早いと思われている方も多いと思いますが、実は逆です。すべての果樹で壮瞥は余市・仁木の一週間遅れなのです。日本海側や内陸部が30℃近い日でもこちらは20℃前後のことがほとんど。太平洋側南西部・室蘭地方は夏の気温が上がらない場所なのです。でも20年前位の7月はこんなに雨は降らなかったです。干ばつを心配するくらい乾燥していました。雨よけなしでサクランボが穫れた時代が懐かしい。
ビニール(ポリ)1枚の違い
サクランボが大幅に遅れています。スタートが遅かったものの開花期から落花期は好天続きでで驚異的な回復。最も遅い収穫となった昨年よりは早いと確信していたのですが、6月がいけませんでした。今月に入ってからも道内のどこよりも気温が低く、日照不足。こんなに遅れたことは記憶にありません。
それでも露地物はどうにか色づいてきました。しかし雨よけ内の佐藤錦はこの写真のような状態。(もっと進んでいるのもありますが。)こんな曇り続きではポリ1枚の差は大きいです。雨よけは見た目がハウスのようですので、生育が早まると一般の方は思われているようですが、日射量が減り遅れるのです。晴天でも薄曇りのような感じなのでしょう。とにかく早く熟して欲しい。
台風3号も心配です。
リンゴ防除⑤
今回は写真なし。7000L散布です。
殺菌剤:ユニックス顆粒水和剤2000倍
殺虫剤:サイアノックス水和剤1000倍
殺ダニ剤:バロックフロアブル2000倍
展着剤:パンガード1000倍
雨続きで散布には苦労します。
サクランボの様子
太陽から見放されたような日々が続いていますが、そんななかでもサクランボは少しずつ色づいております。今朝の「佐藤錦」、生育の進んでいる枝です。大部分は真っ青で、色づいている果実も硬く青臭い状態。そういえばまだ鳥にも食べられておりません。今週末には間に合いそうにもありません。とにかく晴れて欲しい。
このところ特に忙しく、なかなか書けませんでしたが防除記録です。
6/23・26日 サクランボ アンビルフロアブル 5000L
全園に散布するのはこれで終わり。あとは雨や湿度、病気の発生状況に状況に応じて品種や園地ごとに細かく対応する予定です。
それから大仕事の雨よけの被覆、6月24日に無事完了しております。
イチゴ狩り開始
本日よりイチゴ狩り開始しました。直売所もオープンです。
直売所が始まると一日の生活リズムも変わり、刺激のある慌ただしい毎日になります。
イチゴの品種は長年栽培してきた「宝交早生」を「けんたろう」と「きたえくぼ」転換。果肉堅めで味もはっきりしています。平年より遅れておりますので、来週が最盛期になる見込み。7月10日位までは入園できると思います。
なかなか大きくなりません
昨日リンゴの防除。
オーソサイド水和剤800倍 6500L (パンガード加用)
落花期以降低温続きで生育は緩慢です。雨が多く、濡れている時間も長いので「黒星病」の心配をしていましたが、「黒星病」にとっても寒すぎる気温だそうです。リンゴの葉、果実はきれいな状態を保っています。
写真は「つがる」の摘果前の状態。摘果作業も生育と同様、なかなか進んでいません。
露地イチゴ(雨よけハウス)の状況
本日の露地イチゴの状態です。品種は「けんたろう」。ポツポツと赤くなってきました。「きたえくぼ」はこれより遅れております。
まだ十分な味の果実は多くありませんが、この出始めの時期が一番おいしく感じます。初めての果物だからでしょうか。イチゴ狩りに備えて量を確保しなければならないのですが、ついつい仕事の合間にイチゴ畑へ足が向いてしまいます。