りんご園

2001年

9/25 「つがる」収穫中

「つがる」は熟期にばらつきがあるため、数回に分けて収穫します。

今年は8月も気温低かったですが、9月に入ってからの冷え込みもきつく、10月のような天候です。そのため肥大は若干劣るものの、着色が非常に良いです。

9/15 

カラスの襲撃を受けた「つがる」

毎年「つがる」が色づき始めるとカラスの被害を受けます。糸を園地に張り巡らせているのですが、完璧な対策にはなりません。今年はヒヨドリも多く、頭が痛い。

今年の「そうべつ」産りんごは平年より小さい傾向です。(体積平年比89%)夏の気温が上がらない太平洋側特有気候の影響をもろに受けたようです。

8/19 リンゴの様子

とうとう8月まで更新出来ませんでした。サクランボが予想以上の豊作でしたので仕事がすっかり遅れてしまいました。

りんごは今のところ順調な生育です。早生種「まとう」収穫開始しました。味はまさに”夏リンゴ”さわやかな味です。果皮は赤くなるのですが、そうなると果肉が”ボケ”気味です。

こちらは主力品種「つがる」

昨年より着色が進んでいる様です。比較してみると果形も違う。

5/2 防除開始(対象病害:モニリヤ病)

第一回目の共同防除です。17戸で5台のスピードスプレヤー(1000L)を使い一斉に防除します。当園の場合1回にリンゴで5〜6台散布、所要時間2〜3時間です。防除組合の今年の散布回数は7〜9回予定しています。(できるだけ減らしたいのですが。)

果樹の病気の原因はほとんど糸状菌:カビです。発生後の治療効果は期待できないので、予防が基本となります。病気により発生条件は様々ですが、重要病害のリンゴの黒星病、サクランボの灰星病、ブドウの灰色カビ病などは、開花期の前後が防除のポイントで、ここで失敗するとその後いくら薬剤を使用しても効果が上がりません。

左:プルーンの若木、右:乱れた樹形の「ハックナイン」、背景は有珠山

4/28 補植(植え穴掘り)

フラン病や凍害の被害で生産性の低下した樹は伐採し、育成中の苗木を移植します。植え穴には堆肥や土壌改良材を入れています。

園地全体の生産効率が落ちたり、品種に問題がある場合は一気に園地ごと更新します。

エゾシカによる食害

ここ数年、冬になると裏山を越えエゾシカがやって来ます。通り道の近くのリンゴは枝先の芽がむしり取られるように食べられています。ごく一部の圃場なのでさほど影響はありませんが、重要な枝の場合はショックです。


homeリンゴ園>2001リンゴ園