くだもの図鑑

フジモリ果樹園で栽培している主な品種を紹介します

さくらんぼ

ジャボレー 佐藤錦 水門(北光) 紅秀峰
99/07/01撮影 01/07/05撮影 03/07/15撮影 04/07/16撮影
6月下旬から7月上旬

古くからある早生品種。一回り小さいアメリカンチェリーといった感じです。薄味ですが、この時期としてはみずみずしさを感じます。
この品種の改良種が「 レ ッ ト ゙ ク ゙ ロ ー リ ー」で、こちらの方が味は上です。
この時期の品種としては他に「紅さやか」などがあります。

7月上旬から7月中旬

日本を代表する品種。甘み強く、誰からも好まれる味です。
当園のメインで、この品種から本格的なさくらんぼ狩りが始まります。
この時期の入園用品種としては他に「香夏錦」、「正光錦」などがあります。(どれも同じに見えると思いますが

7月中旬から7月下旬

北海道の主力品種。特徴は適度な酸味と柔らかな肉質です。

適期に食べると濃厚な味で美味しいです。しかし早取りすると酸味が強いので、写真のように色の濃いものを選ばなければなりません。

7月中旬から7月下旬

硬い肉質と強い甘みが特徴の新品種。(佐藤錦×天香錦)

現在はまだ生産量が少ないですが、将来は佐藤錦に続く主力品種になると思います。歯ごたえのある肉質は個人的にも好みです。着色が先行しますので、園地では早取りになる可能性があります。

南陽 サミット ゴールドキング 月山錦
03/07/17撮影 99/07/25撮影 99/07/25撮影 01/07/26撮影
7月下旬

晩生の大粒種。値段の高いことでも有名になっております。1本の着果量は少なく、系統も色々のようで、作りづらい品種ですが、完熟果は絶品です。

サクランボ狩りでは熟す前からもぎ取り持ち帰る方が多く、本来の味を楽しんで頂けないのがちょっと残念です。(園地のレイアウトを考えなければなりません)

7月下旬

カナダ生まれの大粒赤肉の晩生種。大きいものは”小さいプラム”のような外観です。

 ほぼ南陽と同じ時期で、これも又、着果量少なめの品種です。ここ数年7月後半に雨が多く、本来の品質が発揮されておりません。

7月下旬

果肉の硬い極晩生種です。パリパリした食感が特徴。
7月中旬を過ぎると急に存在感の出てくるサクランボです。
未熟のうちは若干苦みを感じますが、熟期になると粒が一回り大きくそして甘みが乗ってきます。終盤になっても、果肉が軟化しません。北海道・仁木町生まれの品種です

7月下旬

中国生まれの黄色いサクランボ。実が硬く大粒です。

完熟すると全体が飴色になり、本当に甘くなります。サクランボの味ではないと表現する人もいます。

この品種も成りが薄く、雨に非常に弱いため、希少品種となっています。


ぶどう

旅路(紅塩谷) バッファロー ポートランド ノースレッド
04/09/4撮影 04/08/30撮影 04/09/04撮影 00/09/08撮影

8月下旬から9月中旬

 人気の種なしブドウ(ジベレリン処理2回)。グスベリーのような縞模様が特徴です。すっきりした甘さで独特の風味があります。

古くから小樽・塩谷地方で栽培されていたそうです。

9月上旬から9月下旬

 高い糖度と適度な酸味のバランスがとれた濃厚な味のブドウです。
通常は2回のジベレリン処理で卵形の種なし果にし熟期を進ませますが、当園では1回だけの処理で”種ありのバッファロー”を作っています。

9月上旬から9月下旬

 甘みの強い白色品種。完熟すると飴色でとろけるような肉質。根強いファンがいます。
脱粒しやすいため輸送に向きません。ハウスものがお勧めです。

9月上旬から9月中旬

糖度高く甘い品種です。味の傾向は ホ ゚ ー ト ラ ン ト ゙に似ていると思います。
比較的新しい品種で「ノースブラック」とは兄弟です
ノースブラック キャンベル ナイアガラ レッドナイアガラ
99/09/02撮影 04/09/20撮影 03/10/08撮影 04/10/15撮影

9月上旬から9月中旬

キャンベルを一回り小さくしたような外観です。糖度高く酸味も少なく、果肉硬めで歯ごたえのある品種です。

9月中旬から10月上旬

北海道で最もなじみの深い”黒ぶどう”です。最近の品種に比べると薄味ですが、このあっさりした味は個人的に好みです。

9月下旬から10月中旬

晩生の北海道を代表する白ぶどう。非常に香りが良く、完熟すると網目状の模様が出てきます。ハウスものがお勧めです。

9月下旬から10月上旬

ブラジルで発見されたナイアガラの変芽。食味・香りはほぼ同じですが、熟期はナイアガラより1週間程度早いです。


りんご  

シナノレッド さんさ あかね つがる
04/09/04撮影 99/9/17撮影 99/09/24撮影 01/09/25撮影
9月上旬から中旬

この時期の品種としては大粒で、果肉のしっかりした品種。早生種ですので、酸味はありますが、味のバランス良く食べやすいと思います。

9月中旬〜10月上旬

小粒ですが、酸味と甘みのバランス良く、パリパリした食感が人気の品種です。丸かじりに最適。
「つがる」の前から収穫できますが、やや遅めの時期(10月上旬)の方がお勧めです。

9月下旬〜10月中旬

小さくて真っ赤な酸味が特徴のりんごです。完熟ものは甘味も強くなかなかおいしいです。
果実表面にワックスがあがってくる後半がお勧めです。

9月下旬〜10月下旬

北海道の主力品種。大玉で甘く人気あり、この品種から本格的なりんご狩り始まります。貯蔵性もあります。
北海道に適したリンゴなのですが、最近の気象変化の影響で、果肉が軟化しやすくなるなど作りづらくなっています

ひめかみ レッドゴールド ジョナゴールド きたろう
01/10/19撮影 03/10/27撮影 01/10/17撮影 04/10/撮影
10月中旬から11月上旬

蜜のたっぷりはいる、適度な酸味のある品種。外観も鮮やかで人気あります。「焼きりんご」にも向いているらしい。

10月中旬から11月中旬

北海道で古くより栽培され「そうべつりんご」の代名詞的存在です。果実は小ぶりですが果肉には「蜜」がたっぷり。甘く濃厚な味のりんごです。

このまま温暖化が続くと作れなくなるのではと心配しております。

10月下旬〜12月上旬

 酸味のある大玉の品種。収穫後果実表面にワックスがあがり、ベタベタしてきますが、これは自然現象です。貯蔵力もあります。
10月下旬から年内

なかなかユニークな名前ですが漢字で書くと「黄太郎」だそうです。小粒ですがみずみずしく、食感も良好。長期保存できる品種です。

北斗 王林 ふじ

03/10/27撮影 99/11/04撮影 04/11/05撮影

11月中旬〜12月上旬

大玉できめ細やかな肉質と。香りの良い甘いりんごです。無袋でその真価を発揮します。

しかし着色に難があり、果形が乱れやすく、また芯かびが発生しやすいなど生産者にとっては作りづらい品種で、栽培面積も激減しています。

11月中旬〜年内

 甘く独特の香りを持つ黄色いリンゴです。北海道産は少し酸味が加わり比較的濃厚な味になります。貯蔵力もあります。

11月下旬〜年内

甘味酸味のバランスよく、貯蔵性抜群。今や世界的品種となっています。
北海道産は硬く実が締まり別品種のような味わいです。
この品種は温暖化に伴い品質の向上が期待できます。