りんご園

2002年

11/30収穫を終えたリンゴ園

すべての収穫が終わりました。霜の影響で収穫量は3割減と厳しい、試練の一年でした。

11/2 雪のリンゴ狩り

突然の大雪です。平年より10日以上早く、しかもこんなに積もったのは初めてです。雪のなかのリンゴ狩りも初めてです。

雪を楽しむ台湾からのお客様

8/28 リンゴの様子

リンゴは今のところ順調に生育しています。春先の好天の影響で平年より早い収穫が予想されます。7月と8月は雨ばかり、肥大は順調ですが日照不足で糖度の低下と果実の軟化が心配されます。今後の好天を期待しています。

8/10 霜の被害を受けたリンゴ(品種:つがる)

先月末から摘果の手直しをしています。やはり霜の被害は甚大です。一時は結実もあきらめていた一番被害の大きい圃場も遠くからみるとやや小振りながら普通の状態に見えます。しかしよく見ると写真のような奇形やサビ果が多く、作業していても気が滅入ってきます。正常な果実だけを残すと結実不足で樹のバランスを崩してしまいますので、こんなリンゴも時々残しています。幸い他の品種ではこれほどの被害は見られません。

霜の被害を受けたのは町内でも一部の地域、一部の圃場だけです。

6/19 摘果作業中

霜の影響で結実に不安があるため花の時期の摘花は実施しませんでした。いつもより遅めのスタートです。霜の被害のあるところは、多めに残しています。

5/21 「コンフューザー」取り付け 

YES!Clean

 今年から私の所属する防除組合では性フェロモン剤を「コンフューザー」(交信撹乱剤)を利用した減農薬(防除回数8回/成分回数19)に取り組みます。

 園地を雌の出す性フェロモンで充満させることにより雄が雌を探し出せなくなり、害虫の発生を抑制します。対象害虫の種類により様々なタイプがあります。

 2日間でリンゴ園全体に2600本ほど設置しました。永年作物の果樹は着果状況にかかわらず通常の管理が必要です。

5/17 霜の被害

 正常なリンゴ園では満開期を迎えていますが、被害にあった園地では葉も縮れ花も遅れ、全体的に元気なく見えます。

一見正常に見える花もよく見ると雌しべがなかったり、奇形だったりします。なかには2週間前と同じ姿の物もあります。

本来なら摘花作業で忙しい時期ですが、結実がはっきりするまで作業はできません。果実品質を確認しながらの摘果になるでしょう。

5/10 霜の被害(4/26・27・28、5/2)

今までに経験のない強烈な霜の連続でした。生育が進むにつれ被害が顕著になっています。葉が縮れ、花も損傷しています。気温も上がり、正常な樹では花が風船状に開いてきていますが、被災園では一向に生育が進みません。被害は町内のごく一部にしか見られませんが、当園は霜の降りやすい場所にあり、程度の差はあるもののリンゴ園は100%近く被害を受け、そのうち20%は絶望的だと思っています。(写真:品種つがる)

4/20 芽の状態(品種つがる) 

 3/20 伐採作業 

すっかり乾いたリンゴ園では、チェーンソーの音が響いています。毎年品種更新と園地の若返りのため伐採と植裁が繰り返されます。この枝と根を片づけるのは一苦労です。

写真は王林/M9A台、18年生です。)

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